500年後の未来を想像してみる。
未来人が、この連載を読んでいる。
今で言う『枕草子』のように、その当時の人々の価値観や風俗などを知ることができる古典のような扱いだ。
へー、500年前の人はこんなことをうれしいと思っていたのか。
今とあんまり変わらないな。
ここは今とは全然ちがうな。
などと言いながら。
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コーヒー1杯分のお湯の量って当てずっぽうやったんや!
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栗ご飯は今も変わらずおいしいよな〜。
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中華料理を食べたいことを「中華の口になる」とか、ほんまに言うてたんや!
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うれしいときはマイクを立てて歌ってたんや!
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うわ!ネットでの評判で一喜一憂しとおる!キモ!
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「これ、藤井聡太と同じくらいの時代の人らしいで」「マジで?!」「うん、でもこの人は人生において1連勝もしてないらしいけど」「キモ!」
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500年後の世界でこの文章を話題にしてくれている。
そんなうれしいことを想像してみたりする。
ある人は言った。
「これ以上ネットにゴミを増やすんじゃねえ!」
そんな耳の痛い言葉を頭の片隅に置きつつも、このようなくだらない文章をつい書いてしまうことを、500年後の人たちに今の価値観や風俗を伝える可能性があるということで、正当化させていただくことにしよう。