世界を旅しながら撮影を続ける写真家・石川直樹さんの写真展が奈良県で開催されています。
2度目のエヴェレスト登頂(2011年)と、2度にわたるK2遠征(2015年、2019年)で撮影された写真群を計51点展示。

中判カメラで撮影された山々の写真は、その迫力や臨場感、美しさに、思わず息を飲んで見入ってしまいます。
石川直樹さんの作品を、関西で観られる貴重な機会です。



『なぜ山に登るのか。なぜまた行きたいと思うのか。いくら考えても「好きだから」という結論にしか行き着かない。こうした長期の登山遠征は、身体にこびりついた澱のようなものをすべて消し去り、自分をシンプルな状態に引き戻してくれる。行く前と後では、世界が違って見える。行くことによって、今まで進んできた道の行き先が変わる。そうした一連の変化が、優れた旅の定義であり成果だとしたら、二度のエヴェレスト登山はぼくにとって最高の旅だったというほかない』 石川直樹

開催期間
2020年6月1日(月) 〜 8月23日(日)
9:30 – 17:00(入館は16:30まで)
月休み<8月10日(月・祝)は開館、8月11日(火)休館>

観覧料
一般 500円/高校・大学生 200円/小・中学生 100円

場所
入江泰吉記念奈良市写真美術館
奈良市高畑町600-1
JR・近鉄奈良駅から奈良交通市内循環バスで「破石町(わりいしちょう)」下車、東へ徒歩約10分
http://www.irietaikichi.jp/

以下の事項にひとつでも該当する場合や不明な点がある場合は、ご来館をお控えいただきますようお願いいたします。
1.過去14日以内に息苦しさや強いだるさ、高熱がある。
2.軽い風邪症状が4日以上続いている。
3.過去14日以内に海外渡航歴がある。
4.家庭や職場で感染者との接触があったなど、感染の不安がある。
※ご入館時に記名式のヘルスチェックシートにてご申告いただきます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
※ご来館の際は、マスクの着用をお願いいたします。

 

石川 直樹
1977年6月30日、東京生まれ。写真家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2000年、北極から南極まで人力で踏破する「Pole to Pole プロジェクト」に参加。2001 年、世界七大陸最高峰の登頂を当時最年少で達成。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。
http://www.straightree.com/