和歌山県の熊野古道の魅力を伝えるボランティアグループ“熊野古道 継(つなぐ)ユニット”と、フィルムカメラにこだわる株式会社ロモジャパンが今回の展示を企画。全国写真甲子園の優勝校である和歌山県立神島高校の写真部をはじめ、全国の写真強豪校の生徒がフィルムカメラで撮影した作品が京都·祇園にある天狼院書院に展示されています。
開催初日となった4月13日(土)には、実際に写真を撮影した高校生たちを招きお披露目イベントも開催されました。
イベントスタートとなる16:00前には会場はいっぱいに。今年で7回目となったKYOTOGRAPHIEのなかでも、「SIMPLE DAYS 〜高校生×フィルム写真〜」の注目度の高さが伺えます。
イベントでは写真展に参加した神島高校の恵納先生、成城高校の山口先生による作品の解説も。普段はデジタルカメラで撮影をしている高校生たちの作品に、先生方も改めて感動されていました。各高校や生徒それぞれの個性が発揮された作品は、技術やセオリーというものを吹き飛ばすパワーに満ちあふれ、写真というものの素晴らしさを改めて想い起こさせてくれます。そして「カメラを始めたころからデジタルカメラに慣れ親しんだ子どもたちに、フィルムカメラを持たせると、こんなに面白いものができあがるんだという発見があった。今後、フィルムカメラに触れる機会を増やしてもいいかもしれない」と恵納先生。“デジタルネイティブ”とも呼ばれる世代がもっと写真を好きになり、感動を呼ぶ写真を撮影できるようになる、一つのきっかけになったのではないでしょうか。
会場では株式会社ロモジャパンが得意とするロモウォール形式での展示も見どころ。5月11日の10:00からは、見納めスライドショーの上映会も開催されます。ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
会場:京都天狼院書店(京都府京都市東山区 博多町112-5)
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主催:熊野古道 継 ユニット、ロモグラフィージャパン
協力:田辺市熊野ツーリズムビューロー