山岡さんのユニット「メメンカンチン」のライブはどんなものですか?

僕、山岡勇祐と画家sonsengochabaccoのユニットになります。
先に述べた(※前回のインタビュー参照)感覚に干渉する音、空間を根ざした活動です。内容は即興音響と即興drawingによる音と映像のライブです。

 

「メメンカンチン」という名前の由来は?

もともとは奈良の方言で “ちょこっと”というようなことを意味する「メメカンチン」という言葉があり、聞き間違いにより「 メ メ ン カ ン チ ン 」となりました。

 

「メメンカンチン」の展示を12月から行われるそうですが、どういったイベントになるのですか?

大阪 NOISONというスペースで展示します。
音と映像、drawing。空間をつくりこむインスタレーションアートとして発表します。

 

「 メ メ ン カ ン チ ン 」展示スケジュール

at NOISON
540-0029 大阪市中央区本町橋6-14
※地下鉄堺筋線[堺筋本町駅]徒歩5分

2018/12/18 – 12/24
13:00 – 20:00

展示タイトル「 メ メ ン カ ン チ ン 」

 

いろんな顔があり精力的に活動されている山岡さん。山岡さんのお店『結音茶舗』のすぐ近くでもまた新たなクリエイティブな取り組みもはじめているとか……。映画、展示に続いての今後の活動にも目が離せません。

 

 

最後に、ワンルームだった西天満物件→本町丼池筋にあるビル内→現在の谷町六丁目の路地裏と2度目の移転を経て、この場所での2周年を迎えたという『結音茶舗』を拝見しました。

 

 

『結音茶舗』という店名は、山岡さんが以前の音響ユニットknoten(=結び目)という名義で活動していたことから決めたのだとか。谷町六丁目の空堀商店街から少し離れた路地裏にある。迷路のように入り組んだ場所で、“隠れすぎている隠れ家”とテレビで放送されたことも…。築100年以上の民家、内装を取り壊し、床や壁はもちろん、壁面の家具に至るまですべて自力で作り改装したというから驚きです。

 


 

取り扱う日本茶は宇治茶のみで、茶葉そのものの畑の味、香りを知ることができる単一農園の上質な茶葉を使用。
玉露や煎茶など、山岡さんが厳選した茶葉は旨味が凝縮されたまるで出汁のような旨味。三煎目まで楽しめ、18時以降のバータイムなら二煎目をカクテルにすることも可能。そして、最後に残った旨みの残る茶殻は、おしょうゆをかけお浸しとしていただけます。

 

 

昭和テイストな家具や雑貨、漫画なども並ぶ店内。どこかおばあちゃんの家にでも遊びに来たような気分に浸れて、長居する人も多いとか。昼間は日本茶のほかに名物の『ほうじいなり御膳』などのランチメニューがあり、おはぎや生チョコなどお茶にちなんだスウィーツも人気だそう。18時からのバー営業では、個人で表現活動をするアーティストなど山岡さんとの会話を楽しみに通うお客さんもつきません。ほっと和むお茶の時間を過ごすお客さんの一方で、アーティストたちの交流の場としても賑わっている様です。

 

結音茶舗

542-0012
大阪府大阪市中央区谷町6丁目14-2 路地奥 結音茶舗
06 4305 4926
tea@yui-on.com
日本茶バー・日本茶カフェ・茶屋ギャラリー
アート作品、雑貨・日本雑貨

 

営業時間

お昼 12:00 – 深夜24:00
ランチタイム 12:00 – 15:00
定休日 毎月曜・第三火曜 ※イベント・催しによって変動あり

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フィールドレコーディングで 創り出した自身だけの音。 実在しない空想の世界を創る 音響空間を展示やライブに。

山岡勇祐

1984年愛媛県宇和島市生まれ。2001年より大阪にてDJとしての活動を開始。unknown abstractionとしてノイズ音響を中心に4台のターンテーブル他機材を使い、即興音空間でライブ活動を行うスタイルから、2007年よりフィールドレコーディングを中心にPC環境での音制作を開始。knotenへ名義も変更し、ノイズ・アンビエント音楽中心での制作を始める。2013年より日本茶バー『結音茶舗』をオープン。2014年にはsonsengochabaccoとのユニット「 メ メ ン カ ン チ ン 」を結成。現在に至る。
https://www.facebook.com/memencancin/